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2008年8月 8日 (金)

お疲れ様でした。

 8月6日の大阪の臨時総会では、執行部の議案(8号)が可決され、大幅減員を求める反執行部の議案(9号)は承認されませんでした。
 結果は以下のとおりだそうです。
 
 執行部議案(8号)  賛成1114、 反対422、 保留19
 反執行部議案(9号) 賛成432 反対1022 保留48   

 破れたことは残念でしたが、変革は一気に進むものではないし、委任状合戦となれば派閥を駆使する執行部が著しく有利になるのだから、ある意味しかたがないと思います。

 では今回の行動が意味がなかったかというと、そのようなことは全くないと思います。
 上の数字からは、執行部案に反対した人で、反執行部案に賛成しなかった人はいないようです(理論的には、両議案に賛成した者がいれば両議案に反対した者があり得ますが、現実的ではないでしょう)。両議案の違いは、概ね「前年度の合格者を上回らない数」にするべきか、「大幅に減らすべき」かというものでした。すなわち、今回の件は、増員の是非はすでに全く争点にはならず、「どれくらい減らすべきか」に争点が移っていること、そして増員反対であっても「前年の合格者を上回らない」という程度では、相当多くの会員の激しい反対にあうことを、明らかにしたと思います。

 日弁連執行部の7月18日の緊急提言は、言葉はあいまいながらも結局は「増員のペースの見直しを求める」との相も変わらぬ増員論ですから、日弁連の提言は会内の多数世論と著しく乖離しています。
 その日弁連会長のお膝元の大阪弁護士会で起こった今回の事件は、増員問題の潮目がさらに変わったことを実感させました。

 聞いたところによると、臨時総会の出席者の半分以上は反執行部派が占め、ただ委任状の数で負けたということ。言うは安し、行うは難し、で外野は色々と批評はできますが、派閥政治に自由な意見表明が押さえられている中で、これだけの若手が決起し、実際に体を運んで意思表明をしたということに新鮮な驚きと、開放感を感じました。各地の激増反対運動を確実に鼓舞したと思います。まずはお疲れ様と心から申し上げたいです。

 ところで昨日入ったニュースによると、社民党、共産党が裁判員裁判の延期を求める方針を明らかにしたということです。これも潮目の変化を感じさせるニュースです。 

 それにしても共産党はかなり積極的に裁判員制度を推進していたと思いましたが???                 

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