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2008年9月14日 (日)

弁護士激増による弊害は?

具体的な「激増」が問題なのだ の記事にバス運転手さんからコメントをいただきました。

競争激化→生活苦→不祥事に走る 
これも抽象論ではないでしょうか。
不祥事に走るまえに転職という選択肢はありませんか。

と言われますが,業界内の競争激化が法令遵守,サービスや労働者の健康に悪影響を及ぼしている例はバス運転手さんの身近にあるのではないでしょうか。

たとえば,路線バスの実態!! のページ。私自身,都市交通問題に興味があることもあって,以前からブックマークし,時々閲覧していました。

上記ページでは,(今はいろいろ工夫はされているようですが)バスの遅延が,会社のコスト削減のために,余裕を持たないダイヤが組まれていることに起因していること,従業員が時間外労働を拒否すると差別を受けるようになること,長時間労働があたりまえの勤務体制になっており,安全性や法遵守の面で問題が出ていることが記されています。

もちろん,バス運転手さんの勤務先ではこのようなことは無いのかもしれませんし,無いのだとすればそれは喜ばしいことです。

ただ,競争が激化することで生活苦(バス会社の場合は経営困難ですが)に陥り,それを何とかしようとして足掻く過程で問題のある行為がなされるというのは,決して抽象的な論理にすぎないものではないと言えるでしょう。

激しい競争の中で生活苦に陥ったら転職すればよいと言われますが,今までと異なる業種に転職するコストは決してバカにはできないものでしょう。そうすると,経営難,生活苦から何とか抜け出そうとして,怪しげな人と手を結んで依頼者を食い物にすることに手を染めてしまったり(非弁提携と言い,禁止されている行為ではあります。),無理筋の事件を引き受けて依頼者に弁護士費用などの損害を与えてしまったりするおそれは十分にあるのではないでしょうか。

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コメント

莫大な費用と時間をかけて取得した資格(特にロースクールとかで)なのですから、バスの運転手さんをそう一緒にはできないのでは。。という素朴な疑問があります。
バスの運転手さんも大変立派な資格ではありますが。
あとバスの運転手ならほかの似たような職業もあるのかも(?)しれませんが、弁護士の再就職だと就職口すらないこともおおいんじゃないでしょうか。そもそも、あんまり需要ないでしょ(私はお願いしたことはかつて一度もありません。何でもちょっとしたことでけち付けていいんだったら、お願いしたいことは結構ありますが。。お釣りが少なかったとか。電車が遅れたから、損害賠償を請求したいとか。何かしらの約款でできないでしょうけど)
ロースクールがなければとりあえず大学在学中に合格できたので、若いうちに転職とかできましたけど。今じゃ、若くて職なし30前の人がほとんどでしょ。経験もろくにないと転職なんて無理無理と思ってしまいます。
そういう意味でやむなく非弁提携(?)はどうか分かりませんが、失敗しそうだけど引き受けちゃうかということは普通にありえそう。背に腹は代えられないでしょうから。

投稿: | 2012年7月27日 (金) 23時02分

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